オーストリッチとは 2011年1月17日掲載 / 記事番号:0218023967

オーストリッチ(ダチョウ)の特性

オーストリッチ(ダチョウ)は鳥類の中で最も大きい飛べない鳥であり、同じ走鳥類には、オーストラリアのエミュ、ニュージーランドのキウィ、南アメリカのレアなどがあります。オーストリッチの原産地はアフリカですが、かつてはアラビア半島、黒海沿岸、古くは中国の一部でも生息していました。

商用目的で分類されるオーストリッチには、アフリカンブラック(家畜用改良種)、ブルーネック(南アフリカダチョウ)、レッドネック(北アフリカダチョウ)などがあります。本質的には草食で、草、低木、わら、木の実で生きています。

卵が孵化するまでの期間は42日間で、約1年で高さ約2~2.5m、体重約100kgになります。眼球一つの重さは約60gもあり、3.5km離れているものを見分けることが可能です。脳の重さは、わずか40g程度しかありません。

他の鳥類は3本以上の爪先を持っていますが、オーストリッチの爪先は2本です。大きい方の爪はものを引き裂くことができ、身を守るために使われます。また、大きい方の爪先で体重のほとんどを支えており、小さいほうの爪先は体重のバランスをとる役割を果たしています。

長い足を使い時速60kmの速さで走ることが出来るので、心臓が非常に大きく良く発達していて、重さは約900gあります。

全てに個体差はありますが、平均寿命は50~60年で、メスは2~2.5年で、オスは2.5~3年で繁殖が可能になります。雄の繁殖(発情)期の特徴として、足とクチバシが赤くなります。また、メスは1年間に平均40個以上の卵を生みます。
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