産業支援3組織
産業の社会基盤のため
「日本オーストリッチ協議会(JOC)」
日本のオーストリッチ産業の普及・振興を底辺から支える産官学で構成された組織
産業の生産基盤のため
「日本オーストリッチ事業協同組合協議会(JOIN)」
日本のオーストリッチ産業の基盤整備を担い、その理念に賛同する飼育事業者で構成される組織
産業の流通基盤のため
「フライング・オーストリッチ株式会社」
日本オーストリッチ事業協同組合から生産される国内産原料を使用して、安全で高品質な商品を提供する組織
日本のオーストリッチ産業はJOCの発足がスタートでした。
産官学で構成されたJOCのネットワークはアカデミックな産業支援組織として、産業の社会基盤を構築するために機能しています。
JOINは全国の生産者団体としてJOCから枝分かれしました。
産業の生産基盤を構築する役割を担っています。
そして、産業の流通基盤を担うために、フライング・オーストリッチ社を設立しました。
JOC関係者や産業に関心を抱かれた一般の方々の出資によって実現したのです。
◆JOCでは個体識別管理を伴う登録制度を実施
平成16年を最後に農林水産省による「飼養状況調査集計」が中止。
平成17年度以降 実態が把握し難い状況です。
飼養件数も羽数も増える傾向にある今後、防疫管理体制や生産基盤の早期確立には、今まで以上に実態の把握が必要です。
JOCでは個体識別管理を行うことを前提に、農場の概要を登録する制度を実施しています。
登録することは農場の信頼度を高めることに繋がります。
またこの制度を実施することで実態の把握に努めています。
日本のオーストリッチ産業は10年を経て産業の社会基盤、生産基盤、流通基盤を担う3組織が活動する体制になりました。
まだまだ解決すべき課題が数多くありますが、10年前に現状を予測できた産業関係者は皆無だったでしょう。
このように日本におけるダチョウの産業化は、これを志したパイオニアの方々とこの産業に意義と必要性を感じ取られた識者の方々との連携によって、意識的に体制は創られてきました。
そして「ダチョウは人の暮らしを支えていくことに役立つ」という世の中の期待と信頼に支えられてきたことも、大きな要因だったと思われます。