JOCジャーナル78号
オーストリッチ飼育に関する情報・JOCの活動内容・会員情報が掲載されています。
(最新号は会員のみ入手可能となっております)
日本のトップクラスの研究者の方々に、分かりやすく書いていただいております。
連載記事
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わかりやすい実践的 オーストリッチ飼育学講座39. 6ヶ月齢以降の飼料組成
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海外の文献 (翻訳)オーストリッチ生産管理と衛生管理の基礎と実際 クロアカ(総排泄腔)の構造 性判別 繁殖の調整 受精に及ぼす要因―雄鳥の不妊
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特別寄稿 (1)畜産的観点から見たオーストリッチの卵生産
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特別寄稿 (6) ダチョウをもっと知ろう ほか個体識別管理と登録制度の重要性
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特別寄稿 (7) ダチョウに関わる法律家畜伝染病予防法の一部を改正する法律の公布及び施行について
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オーストリッチ飼育に関するQ&Aコーナータンパク質、脂肪、炭水化物という表記ではなく、乾物という表現を使うのはなぜですか?
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オーストリッチ産業の総説と今後第1部 過去の研究の総説
年間6刊発行の本誌JOCJournalは、産業に関する情報を的確に配信する、特に飼養生産管理技術について飼養生産者の生産性や経営面に役立つ情報を配信することに主眼を置いている。
本誌今号から「オーストリッチ産業の総説と今後」という主題でJOC奥村純市会長の翻訳による海外情報を掲載することとなった。海外におけるオーストリッチ産業、とりわけ技術面に関する情報を、JOC奥村会長が以前より有力な海外チャネルとコンタクトを重ねて、収集に努めてこられた。ここで得られたのは、世界のオーストリッチ産業の現状が極めて進化しているという事実である。これらの情報は日本の産業が、今後歩むべき将来の方向性を明確に示している。
この論文は世界の先端ともいうべき研究内容をその経過とともに紹介しており、また将来に向けて取り組んでいる現実を具体的に報告している。オーストリッチという動物を家畜として経済活動の手段にどれだけ利用できるようにするか、言い換えれば、如何に家畜としての改良を進めていくかを追求している取組みの基本的な事実も紹介されている。
この事実を日本における産業関係者、特に飼養現場に携わる生産事業社自身が認識し、その内容を理解する必要があろう。そしてこれらのことが現実の取組みとして始まれば、日本におけるオーストリッチ産業も真の産業化への方向に向くのではないだろうか。 日本のオーストリッチ産業も同じ方向を向くべきことの意味を理解して、今号から連載される海外におけるオーストリッチ産業の情報を熟読していただきたいと願っている。